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ここ最近、某卓球場の休憩用テーブルで交わされた会話をご紹介します。

まあ会話というよりは、個々の人のつぶやきだったりボヤキのようなものです。

「その通りですね」と相槌を打ちたくなるものもあれば、そういう考えもあるのかと驚くものもあります。


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 ポケットから取り出すピン球
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光浦靖子さん(仮名)40代女性

卓球台の横にボールのカゴが置いてあっても、そこまで取りに行くのが面倒なので、ショーパンのポケットにボールを入れておく人は多いはずです。

そしてそういう人の中にたまにいらっしゃるのが、ボールを取り出すのに苦労している方です。

2度3度とその様子を見ていると、ポケットに入れずにカゴまで動いてボールを取ればと言いたくなるそうです。

もともとポケット自体が小さいのであれば、現実の卓球場での使われ方を十分に考慮していないメーカさんの責任です。

しかし光浦さん曰く「見栄を張ってワンサイズ小さいピチピチのショーパンを履いているからじゃないの」と手厳しいご指摘でした。


別の手段として、フリーハンドにボールを複数つかんでおくという方法もあります。

ただし、ちゃんとしたサーブでボールを出すべき場合は駄目ですし、これまでに1人だけですが「集中力が落ちるからやらない」という人もいました。

以前、馬龍選手や李暁霞選手はフリーハンドの指をピンと伸ばしていることをお話ししました。

そういう指導する人が中国にいて、男女の世界チャンピオンがやっているなら説得力がありそうです。

従って馬龍選手だとボールはポケットに入れる派で、フリーハンドは空手チョップなのかなと想像しています。


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今回はラバーの分類についてお話ししたいと思います。

ITTF(国際卓球連盟)では、IN:裏ソフト、OUT:表ソフト(粒高ではないノーマル1枚ラバーを含む)、LONG:粒高、ANTI:アンチラバー、という4種類を定義しています。

裏ソフトと表ソフトについては、さらに各メーカにおおよそ共通するもう少し詳細な分類が存在します。

その詳細な分類は製品の特徴を表すためのもので、何かの規格に添って明確に定められているわけではありません。

規格はないのですがその分類に少し疑問を感じており、私なりの意見を述べさせていただきます。


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 分類見直し案(裏ソフト)
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一般的に裏ソフトは、テンション、高弾性、コントロール系、粘着という4種類に細分類されています。

まずテンションについてですが、スポンジに緊張状態を持たせ反発力を高めたものは、製品の性格を表現する明確な指標であると考えます。

メーカーによっては「ハイブリッドエナジー」など、他社製品との違いを謳っているものもありますが、それらも含めて「テンション」という括りで呼ぶのは概ね適切だと思います。


疑問に感じているのは、高弾性とコントロール系を区別している点です。

「これだ」と思えるほどの差異はなく、もはや同一視しても構わないでしょう。

スタンダードなラバーということで「ノーマル(裏ソフト)」と呼んでみてはどうでしょうか。

そして粘着ですが、この分類も分かりづらく「微粘着」なる表現が使われているラバーもあります。

私はメーカがどう分類しているかは無視して、ラバーの保護シートの貼り付き具合で粘着かそうでないかを独自判断しています。

ただ粘着の度合いが強いか弱いかでカテゴリー分けするのには、あまり同意できません。

実際にボールを打ってみて違いを感じづらいのです。

同じ粘着ラバーでも比較的感触の違いがあるのはトップシートの形状の差です。

中国粘着で最も代表的なキョウヒョウシリーズは、シートが分厚く粒が低めです。

一般的な裏ソフトラバーはバタフライが「ひきつれ効果」と表現している、ボールがシートに食い込み、それが元に戻ることで回転がかけられるようになっています。

ところが粒が低くて肉厚のシートでは、ひきつれ効果が得られにくく、当ててすり上げるような感じでドライブを打つことになります。

従ってキョウヒョウのようなラバーを「粘着」という分類ではなく、「肉厚」という新しい定義で区別してみてはどうかと思うことがあります。

今のところ「粘着」に分類されているラバーでも、肉厚でないものはどうなるかというと「テンション」か「ノーマル」のどちらかに入れるのです。


整理すると裏ソフトは、テンション、ノーマル、肉厚、の3つの分類にするという案です。

少しだけスッキリしたように思えます。

しかしながらシートとスポンジの特徴で分類しているため、分類が重複してしまう製品もある点は、依然としてややこしいと言わざるを得ません。

具体的にどういうことかというと、「ノーマル」はテンションスポンジではなく、シートが肉厚ではないラバーということですが、「肉厚」の「テンション」ラバーというのはあるということです。

現在の定義でも、粘着テンションというのがあり初級レベルの方には分かりづらいのは否めません。

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某卓球場でリーグ形式の試合に参加しました。

今回はその試合のあと、参加者数人で入った喫茶店での話をご紹介します。


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 良い審判と悪い審判
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内容は反省会からボヤキに至るまで様々でした。

まず口火を切ったのがAさんでした。

最初の試合で、小綺麗にキメている若いお兄さんが審判をしていました。

髪の乱れが気になるようで、しきりに前髪を触っていました。

Aさんがサーブを出した直後にもそれをするので、レットと勘違いして中断してしまったことが2回あったそうです。

Aさんは若い人のファッションにはあまり寛容ではなく、男性が眉を整えたりアクセサリーを身につけるのは嫌いなのだそうです。

まあ私も腰パンなどはどう見てもだらしないので否定したくなりますが、身だしなみを整えること自体は良いことだと思っています。

Aさんはやや鼻毛がはみ出し気味で貧乏ゆすりの癖があり、キメていた審判のお兄さんとは対極に位置するようです。

続いてAさんは、分かりやすい点数の伝え方をしていた審判を模範例として挙げました。

両者の点数の間に適切な無音状態を入れる方法です。

邪魔くさそうに短く「スリフォ」と吐き捨てるのではなく「スリー・・フォー」と告げる審判がいて好印象を持ったそうです。


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今回はT2リーグについてお話しします。

正式名称は「T2 ASIA-PACIFIC TABLE TENNIS LEAGUE(T2アジア太平洋卓球リーグ)」で、長いためここでは便宜上T2リーグと省略します。

よく似た名前でTリーグというのを聞いたことがある方もいると思います。

Tリーグ:日本の卓球リーグで来年(2018年)秋に開幕の予定

T2リーグ:世界のトップ選手で構成されたチーム。今年アジアで開幕

TリーグとT2リーグは名前が似ているだけで全くの別物です。


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 どんなリーグなのか
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T2リーグは昨年設立され、先月の6月28日から30日にかけて第1ラウンドの試合が行われました。

アジアで行わる試合ですが、選手の国籍は限定されていません。

男女12名ずつ計24名の選手から構成されています。

日本から参加しているのは水谷選手、早田選手、張本選手の3名です。

選手は4つのチームに別れ、各チームには選手とは別にかつての名選手がキャプテンとして就いています。

チーム名はキャプテンの名前になっていて、パーソン、ロスコフ、メイス、江加良の4チームです。

ただし江加良(Jiang Jialiang)だけはJJと略されています。

試合の模様はライブ配信されていて、通常の卓球の試合とは異なる部分が随所にあります。


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現在私はバレーボールシューズを履いています。

クッション性能とグリップ力を重視し、それなりの耐久性と通気性を求めた結果、今のシューズにたどり着きました。

右利きのペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)なので、足を交差させて飛びつくことが多く、軸足となる左足親指付け根部分がかなりすり減っています。

同じくかかとのフチも激しく摩耗しています。

表面のゴムの溝が無くなる程度であれば構わないのですが、そのゴム自体が無くなり内側にある次の層が露出してきました。

グリップ力とクッション性能が怪しくなってきてもう限界です。

そのため次のシューズをどれにしようか検討中です。


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 選択肢を段階的に絞っていく
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メーカさんはその道のプロだけあって、各競技に最適なシューズを開発しているはずです。

それは尊重するものの、やはり自分でも考えた上で選択したいと考えています。

従って比較検討する対象は卓球シューズにとどまらず、バレーボール、バドミントン、バスケットボール、フットサル、そしてフィットネスや体育館シューズもざっと見ることにしました。

某所にある大型総合スポーツショップに出かけ、各競技のシューズをチェックしてみました。

まずバスケットボールシューズは、全体的にソールが硬めでミッドカットが多いため対象から外しました。

フットサルも通気性やクッション性能は、他競技のシューズのほうがより優れているように思え見送りました。

そうやって絞っていくと、卓球、バドミントン、バレーボールの3つになってきました。

シューズのフチを覆う部材と靴の本体が接着剤だけで接合されている製品は、徐々にその部分が剥がれてくるため以前は購入対象から外していま
した。

他メーカの製品では部分的ですが糸で縫ってあり、耐久性で差が出ていたのです。

しかし当該部分が剥がれても、100円ショップで売っている接着剤で直せばしっかりそして簡単に補修できます。

従って縫製による強度向上は求めたいものの、それを大きなマイナスポイントとは考えないようにしました。

某社の卓球シューズはソールのゴムが意外と薄めで、現物を見てこれはボツだと感じました。

ソールの溝は徐々に消えてしまいますが、それでもアシックスのシューズにはタコのイボのような突起があってしっかり踏ん張ってくれそうでそそられました。

今のシューズは短期間であればまだ履けるため、その日はひとまず情報収集だけにとどめました。


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6月は世界選手権に続き、東京オリンピックに関係する卓球ニュースがメディアで報じられました。

今回はそれらについてお話ししたいと思います。


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 盛りすぎ?の世界選手権報道
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少し前に行われた世界選手権で、平野美宇選手がシングルスで銅メダルを獲得しました。

注目の中国選手との対決は、準決勝で丁寧選手に惜しくも敗れました。

1ヶ月前のアジア卓球選手権大会で勝っていたため、世界選手権ではどうなるか、いろんな報道が飛び交っていました。

「丁寧選手は敗戦について反省文を書かされた」「中国は平野さんのコピー選手を4人作って対策を練った」などです。

一方の平野選手は、対策を取られてもそれを上回るプレーで臨むと意気込みを語っていました。

実際に放送された試合を見ましたが、試合の内容は何かすごい変化が起きたわけではありませんでした。

概ね過去に見てきた彼女たちのこれまで通りのプレーです。

漫画や映画であれば、1ヶ月の間に新たな必殺技をマスターし以前とは見違えるような選手に変わっています。

架空の世界ならそれは可能であるどころか、そうでもしないと見る側を引きつけられません。

メディアの報道も言ってみれば漫画や映画と同様で、視聴者をワクワクさせて自分たちの情報発信に関心を持ってもらいたい無責任な部分があります。

現実に選手ができる対策は特に奇をてらったものではありません。

「相手の得点パターンはこれこれで、いかにしてそれを封じるか」「その逆でこちらが有利になる展開とするにはどうすればいいか」といった泥臭いとも言えるやり方でしかないと思います。

対策うんぬんの話から離れ選手のプレースタイルという、より上のレベルになってくると、劇的に変わることはなかなかありません。

例えば17歳の平野選手でも基本部分は2年前3年前とそんなに変わっていません。

全日本の決勝は2年連続で同じ石川選手との対戦でした。

勝敗はそれぞれ逆ですが、2年めは平野選手がより強いボールを確実に決めていったその点が一番の違いとなっています。

女子の試合は裏裏の選手でもテンポの早いラリーが多く、特にバックはミート気味に引っ掛けるということが少なくありません。

平野選手は以前からバックもしっかり回転をかけていくスタイルでした。

両ハンドから積極的に仕掛ける戦法は変わらず、昔はそれがブロックされることが多く、今は威力と精度が向上し撃ち抜けるようになっていったのです。


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飛び入り参加自由の卓球場で、ラバーの貼り替えをしたときのことをお話しします。

貼り替えたのは私のラケットではなく、初めてお会いした女性でお名前も分かりません。

そういう人の呼び方について、これまでも雰囲気が似ている有名人のお名前を仮称とさせてもらったことがありました。

そこで全体的な感じが柳原可奈子さんに似ていたので、可奈子さんとさせていただきます。

まずは前置きとなるお話から紹介します。


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 ラケットが重すぎるから?
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可奈子さんはシェークの裏裏です。

バックに来た下回転系のボールをうまく払っていくことができず、試合ではどうしてもツッツキを多用せざるを得ないことに悩んでいました。

ある日ラバーを片方にしか貼っていないラケットで、バックハンドの素振りをしていて「これだ!」と頭の中で閃光が走ったのだそうです。

当時の可奈子さんのラケットは総重量が170gでした。

通常の打球には差し支えはないものの、鋭く正確に振るにはやや難のある重さでした。

たまたま握ったそのラケットは125gで、チキータのようなラケットヘッドを脇の下に向けて高速に振るスイングも余裕でできます。

そこでシェーク裏裏でも130g台のラケットに変えることができないか調べてみました。


近くのショップに向かいカタログを見て店員さんと話をしました。

そのお店にはTSPのブラックバルサ7.0が置いてありました。

カタログでは平均重量70gとなっていますが、お店にあった個体は61gとかなりの軽量でした。

薄めのラバーを貼れば理想的な軽量ラケットが実現できそうです。

ただ可奈子さんはストレートグリップが希望で、ブラックバルサにはフレアグリップしかありませんでした。

また黒いラケットはあまり好きじゃないとのことで、後ろ髪を引かれながらも在庫処分の特価ラバー2枚だけを買ってお店を後にしました。


家に戻り検討した結果、ラケットはTSPのバーサルに決めました。

平均重量は65gでストレートグリップがあり、あっさりとした色合いです。

通販で最安値を調べると、なぜか某家電量販店がヒットしました。

外国からのお客様向けにお菓子や健康用品を店頭販売しているのは見たことがありますが、もう何でもありなんですかね。

購入手続きを終えた可奈子さんは、ラケットが届くのを首を長くして待ちました。

ラケットが手元にあれば、ラバーがなくても握ったり振り回したりすることができます。

でも逆のラバーだけというのは何もできず、待ちどうしさに拍車がかかったそうです。


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2017 .05.20
今月末の5月29日から6月5日にかけて、ドイツのデュッセルドルフで世界大会の個人戦が行われます。


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 いつもとは異なるテレ東の放送
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例年通りテレビ東京が「世界卓球2017」の番組で放送してくれると考えていました。

それは間違いではなかったのですが、今回は「世界卓球2017&全仏OPテニス」となっています。

なんだか無理やり合体させている感じは否めません。

率直に申し上げて、卓球ファンにもテニスファンにも不評を買っているのではないでしょうか。

テレビ局側にはスポンサー絡みなど、くっつけることで何らかのメリットがあったのだと察します。

そして同じラケットスポーツだから一緒にしちゃえ、という乱暴な主張が通ってしまったのでしょう。

卓球と柔道だったら分けていたはずです。

テレビで卓球が放送してもらえるだけでもありがたいと言う気持ちはあります。

そう考えつつ、欲を言えば男子の試合もそれなりに取り上げていただけるよう願っています。


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少し前に、ブレードサイズが大きめのペンホルダーラケットに興味があるとお話ししました。

そこで現在販売されている製品で大型の部類に入るものを尋ねて、お店巡りをしました。


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 個性的な品揃えのWRM
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最初に訪れたのはワールドラバーマーケット(WRM)さんです。

お店の名前の通り、外国メーカーのラバーを取り扱っているお店です。

ラバーだけでなくラケットも販売しているのですが、お店のオリジナルラケットの製品企画・販売もしている点がユニークだと言えます。

ショップオリジナルのラケットというのは、少数ですが他のお店でも企画されたものはあります。

それは既存のラケットメーカーへ特注品として製造を依頼したラケットでした。

WRMさんはそういったラケットに加え、自社が日本卓球協会の公認メーカーになり、独自開発のラケットを作っているという力の入れようです。


店舗は高田馬場と千葉市にあります。

高田馬場店は小ぶりなお店ですが、駅のすぐ近くにあるビルの3階で大変便利な場所にあります。

入店すると常連さんがいらっしゃり、何やらお話をされて盛り上がっていました。

他の卓球ショップとは全く異なる品揃えです。

見たことのないラバーとラケットばかりです。

その中に今回のテーマである大型ラケットが陳列されていました。

カットマン用ラケットのブレードを使った、超大型中国式ペンホルダー(中ペン)の「極守2」というラケットです。

よく見かける大手メーカーのラケットとは異なり、箱には入っていません。

透明フィルムで包装されていて、私はこれで十分だと思っています。

「極守2」というだけあって、とっても弾み控えめです。

相手が打ってくるボールを止めて止めまくることに特化したキワものラケットです。

私はそういうスタイルではないので購入対象とはなりませんが、面白いラケットであることは確かです。


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トップ選手のインタビューで、最終ゲームまでもつれるとどうなるか分からないので、できれば避けたいという話を聞いたことがあります。

自分のほうが実力的に上でも、どこかで凡ミスをすることはあり、相手のスーパーショットがたまたま決まることはあります。

そこにネットインやエッジの不運が続く場合もありえます。

最終ゲームの出だしに3~4点のリードをされると非常に苦しくなります。

上級者でもそうなのですから、私のような単なる愛好家には苦い思い出となる出来事がたまにあります。


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 焦った末の3点ビハインド
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絶対に自分が勝つと思い込んでいたため、適当に手加減していた試合がありました。

最終ゲームになってしまい、ラブオール直後からスタートダッシュをかけようと少々りきんでいたのかもしれません。

十八番のサーブでレシーブミスを狙い、万が一返球されても3球目攻撃を叩き込む予定でした。

ギュンギュンに回転がかかった斜め上回転のサーブをミドル前に出しました。

恐らく相手はどう返してよいのか分からなかったようで、そっとなぜるようにするだけでラケットを差し出しました。

オーバーミスを期待していたのですがそれは叶わず、しかしフォアに甘いボールが返ってきました。

それを豪快にパワードライブでバキーンと決める、、、つもりでしたが、ネットにかすりオーバーしてしまいました。

私は心の中で、もう一本同じサーブを出しても大丈夫だと自分に言い聞かせました。

そして再び斜め上回転のサーブを出し、同じコースに返ってきました。

今度は確実を期すため、8割5分程度の力で相手のミドルにドライブを放ちました。

前に寄せた直後にミドルを突く定石通りの攻めでしたが、相手がとっさに猫パンチのようにラケットをペシッとはたきました。

そのボールはカウンターショットとなって私のフォアサイドを切り、ノータッチで抜けていきました。

動揺している私の心を見透かしたのか、次のサーブで相手はフォアサイドギリギリのロングサーブを出してきました。

華麗な?フットワークで飛びつき返球したものの、0コンマウン秒出だしが遅かったためストレートに返してしまいました。

がら空きのバックに余裕でボールを送られ、これで3-0になってしまいました。


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これまで折に触れて、その辺にいる一般卓球愛好家の方をご紹介してきました。

今回も少々ユニークな人物についてお話ししてみたいと思います。


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 騙された私が悪いのか
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40代の男性で関西弁を話す方です。

声や容姿は全く異なりますが、ダウンタウンの浜田さんになんとなく雰囲気が似ているので、浜田さんというお名前ということにしておきます。

浜田さんは中ペン(中国式ペンホルダー)を使っています。

片方に裏ソフトラバーを貼り、もう片方には粒高1枚ラバーを貼っています。

練習場で試合をすることになり、最初はお互いのラケットを確認します。

浜田さんのラケットを手にとって見ていました。

裏ソフトラバーに続いて裏面の粒高ラバーを見ていると、浜田さんから「粒高のほうはただの飾りみたいなものや」と告げられました。

裏面の指の滑り止めか、重量調整くらいの意味でとりあえず貼っているのだろうと解釈しました。

最初のゲーム9-9の場面で、私がバックから斜め上回転のサーブを2本続けて出すと、浜田さんは連続ミスをしました。

第2ゲームの中盤でも再び同じサーブを出しました。

すると浜田さんはラケットを反転させ、粒高ラバーで返球してきたのです。

驚いた私は返ってきたボールを当てそこね、オーバーミスをしてしまいました。

私は眉間にしわを寄せる一方、浜田さんは涼しい顔をしています。

「話が違うじゃないか」と誰もがそう思う状況です。

微妙な雰囲気が漂う中、気を取り直してプレーを続けました。

浜田さんはレシーブだけでなく、ショートをするときも粒高でのブロックを混ぜてきました。

その粒高のブロックですが、私が生まれて初めてお目にかかったへんてこプレーでした。

ラケットを握り変えず、いわゆる裏面打法で返してきます。

ただしフリーハンドの左手をラケットの先端に添えて安定させる、両手打ちショート?というフォームでした。

それで超ナックルのドロップショットを放つのです。

私の精神状態は、もやもやした気持ちから混乱状態に変わり、3ゲームを連取されて負けてしまいました。


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各社から2017年春の新製品が発表されました。

トップシェアを誇るバタフライは2015年から製品数を絞り込み、同時にカタログの作りも一新しました。

その独自の流れは、今回の新カタログでさらに違った方向へ向きを変えています。


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 無駄なのかオシャレなのか
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100ページもある分厚いカタログで、最初の3分の1は製品紹介ではなく写真集と表現したほうが適切なように思えます。

特定の契約選手を取り上げ、カタログの最初の部分でちらっと紹介するやり方はこれまでにもありました。

しかし今回はその分量がとても多く、ページをめくってもめくっても肝心の製品が出てきません。

カタログと間違えて別の資料を選んでしまったのかと不安になるほどです。

私の勝手な推測ですが、バタフライはどこかのデザイン会社に依頼してそこからコンサルティングも受けているのだと思います。

いわゆる典型的な「製品カタログ」から脱却し、ステータスを高める方向に進んでいるのでしょう。

製品の絞り込みについては、私は好意的にとらえています。

種類が多すぎると消費者は迷ってしまい、結果的に購入に至る率が下がるという話を聞いたことがあります。

2005年のバタフライのカタログがそれを端的に表していました。

圧倒的なラインナップで、全方位にこれでもかと言わんばかりの製品展開をしていました。

今回の新カタログは、フィーリング重視なのかイメージ戦略なのかそのあたりの狙いは今ひとつ分かりませんが、製品以外のページが多すぎて個人的には好きになれません。


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