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先月ユニークな形状のラケットをご紹介しました。

実際に購入した方が身近にいらっしゃっり、今回はそれについてお話したいと思います。


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 概要
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どのようなラケットかおさらいすると、楕円形ブレードの片面の端に丸い木製ボールが取り付けられた見慣れない形です。

通常のシェークハンドのような長く伸びたグリップはなく、木製ボール部分を握ります。

製造メーカーであるウイングスパン社は、このラケットの形状を「カーブライン」と命名しました。

製品としてはミルラ(弾み強め)と、ブライターレイター(弾み抑えめ)の2種類があります。

購入されたA氏は値段の高いミルラのほうを選択しました。

WRM(ワールドラバーマーケット)のWebサイトから注文し、お値段は税込みで24,200円でした。

ブライターレイターのほうであれば19,800円なのだそうです。

ラケットが納められた箱は通常のラケットとは異なる正方形でした。

中が見える透明スリットはなく紺色の落ち着いた外観でした。

A氏が購入した際は、もれなくウイングスパン社のTシャツがもらえました。

私にラケットを見せてくれた時もちょうどそのTシャツを着ていました。

製品名はミルラですが、アルファベット表記ではMYRRHでちょっと読みづらいですね。


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はるか昔に個性的なラケットについて取り上げたことがありました。

それらを振り返ってみると主流となるのは難しいことを改めて実感します。


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 消えていった個性派たち
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形状やグリップにささやかな特徴があるものから、見た目や扱いにおいて大幅な違いがあるものまで様々です。

それらのほとんどは残念ながら短命に終わってしまいました。

マイナーな存在ながらも成功したと思えるのは、かつてヤサカが販売していたハンドソウと、現在もニッタクが取り扱っているテナリーです。

この2つは斜め方向に取り付けられたグリップが人間工学的に理にかなっていると言われていて、一定のファンを獲得しました。

ブレード形状では最近話題になったスティガのサイバーシェイプカーボンが記憶に新しいでしょう。

派生モデルとして特殊素材を使っていない製品も投入され、今後も長期的に販売継続されていきそうな感じがあります。

今回取り上げるラケットはユニークさではかなり際立った製品です。

WRM(ワールドラバーマーケット)で取り扱いがなされている「カーブライン」というラケットです。


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メルカリやヤフオクなどのサイトを見ると卓球用品も出品されています。

今回はそういう場所に出品することについてお話ししたいと思います。


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 メルカリとヤフオク
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具体的に名前を出した上記2つのサイトですが、利用されたことのない方もいらっしゃるかもしれないのでざっとご説明いたします。

メルカリはネット上でフリーマーケットを開くことができるサイトです。

売りたいものを出品し買いたい人との連絡や代金の決済をしてくれます。

メルカリは今では、スマホ決済やクレジットカードなどにも事業を広げています。

ただし中核事業は依然としてフリマです。


ヤフオクはYahooがやっているオークションサイトです。

オークションは入札者が希望価格を提示し競り落とすシステムです。

フリマ的に「即決価格だけ」で販売することもできます。

こちらも運営側でやり取りの仲介や決済をしてもらえます。

他にも楽天系列のラクマなど別の会社が手掛けているサイトはありますが、この2社が抜きん出た存在です。

これらサイトに卓球用品を出品した人3名から、コツや感想などを伺いました。


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2022 .12.10
卓球場で一緒に汗を流すお仲間にも、新しい世代の人がどんどん増えています。

先月、弾む接着剤のことについてぼそっと触れると、昔のルールのことは知らない高校生から質問をされました。

ここでは初級レベルの人にもわかりやすく紹介することを目的としていることもあり、今回はその接着剤の件について改めてお話ししたいと思います。


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 弾むメカニズム
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弾む接着剤はスピードグルーあるいは省略してグルーと呼ばれていました。

接着剤の位置づけですが接着効果を期待されているのではなく、ラバーの弾みを増すシンナーのような溶剤です。

シンナーは嫌な臭いを発します。

あれは液体が気体に変わり、それに伴う刺激臭が周囲に拡散しているのです。

スピードグルーを卓球ラバーのスポンジに塗ると、スポンジ内の小さな各気泡の中で気化が始まります。

気体はすぐに抜けてしまうわけではなく、一定時間とどまり小さな気泡を押し広げる圧力が発生します。

それがスポンジの弾み効果を増大させ、引いてはボールがよく飛ぶという仕組みです。

2008年まではそれが認められていて、練習や試合前に皆さんがせっせとラバーに塗りたくっていました。

体育館脇の換気の良い場所に専用の塗り場が設けられ、5回だの10回だの塗った回数を自慢する会話も聞こえていました。

卓球ラバーは片面がスポンジでもう一方はゴムシートです。

スポンジ側が膨張してくると、ゴムシート側を内側にする形でラバーが反り返ってきます。

なんとも異様な光景です。


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私は練習場で色んな方に気軽に声をかけるのですが、時折それに怒涛の勢いで応えてくれる人がいらっしゃいます。

今回はその中のお一人の話をご紹介いたします。


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 回り込みと飛びつき
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桑田さん(仮名)は、40代とおぼしき男性です。

右利きで私と同じ片面だけにラバーを貼ったペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)です。

少し前からご自身に最も適したシューズはどれか、深く考えるようになったそうです。

片面ペンドラはフットワークが生命線であり、他の戦型よりもシューズの選択は吟味を重ねなければならないとおっしゃいます。

通常のすり足の動きに加え、回り込みの際の大きな動きが大切です。

バックサイドを切った鋭いツッツキも豪快に回り込みます。

加えてフォアに大きく飛びつくときは足を交差させ、左足親指の付け根の一点で踏ん張って体をくるりとひねるフットワークが求められます。

豪快なペンドラならではの動きで、私もいやというほど練習しました。

こういう動きに求められるシューズは、グリップ力重視となります。

桑田さんが履いているシューズは、ヨネックスのバドミントンシューズである、パワークッション88ダイヤルでした。


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少し前にバタフライから樊振東(ファン・ジェンドン)選手のラケットが発表されました。

昨年の世界選手権男子シングルスでは優勝、東京オリンピックの男子シングルスでは銀メダルを獲得しています。


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 特別席が用意されたファン選手
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かつてファン選手はスティガ社と契約していました。

その後バタフライのアドバイザリースタッフとなり、そこからラケットはビスカリアを使っていました。

これだけの実績がある名選手が契約すると、その選手モデルラケットを販売するというのは、バタフライではお約束の流れでした。

発表された新ラケットは、ブレード構成の種類で数えれば5種類となります。

単独選手モデルでこれだけのバリエーションというのは、バタフライでも張継科選手とボル選手だけでした。

つまりバタフライ的には、ファン選手は別格の殿堂入り扱いを受けたことを意味します。

5種類のラケットは、グリップデザインを変えることで違いを出しています。

そして高額なタイプほど高級感を演出している点は、張継科シリーズと同じ手法です。

ただしラバーで隠れるブレード面の装飾は、単なる色違いだけの形にしています。

張継科シリーズの最上級モデルでは、他よりも差をつけた金色の囲いが手に取った人を魅了する憎い作りとなっていました。


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前回、前々回と2回にわたり卓球愛好家との雑談内容をお届けしました。

今回もまた別の方のご意見を紹介したいと思います。

ご登場いただくのは安田さん(仮名)です。

安田さんは長年にわたり卓球を続けていらっしゃるご婦人です。

卓球のユニフォームに関する考察を熱く語ってくれました。


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 地味だった昔のユニフォーム
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昭和の時代のユニフォームは閉鎖的な状況でした。

地の色は単色かつ濃いめの色で、メーカーのロゴマークや校名の刺繍などがわずかに認められていました。

卓球台もダークグリーンが基本で、その当時でも既に骨董品タイプの台には真っ黒というのもあったそうです。

そこからうかがえるのは、白くて小さなボールを扱う競技なので、周囲は濃いめの色に規制してしまえばいいという考えでした。

当時若かりし安田さんはこれに疑問を持っていました。

流石に白いユニや白い台は避けるべきなのには同意できますが、単色のユニフォームはやりすぎです。

卓球に限らず何かの規則を決める場合「○○だけ」と限定する方法と「△△はダメ」という除外を設ける方法があります。

極めて慎重さが求められる分野や、事なかれ主義では前者が採用されがちです。

卓球に当てはめると「台とユニフォームは黒のみにする」などが典型例です。

個人的にはそれも面白いかなと一瞬頭をよぎりますが、どういういちゃもんが出るかは容易に想像がつきます。

後者の除外を設ける方法は、具体的な内容を詰めていく過程で必ず議論となり合意に至るまで時間がかかります。

昔の卓球ユニの場合、もしかすると話し合いが面倒くさくなったとか、強硬に単色を主張する重鎮がいらっしゃった、などの諸事情があったのかもしれません。

色の決定に当たり、実際にツートーンカラーのユニを着て、ボールの見やすさを確認することは絶対やっていないと安田さんは考えていました。


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前回は練習仲間との雑談を紹介しました。

その中で、ニッタクの選手モデルラケットについて熱く語ってくれた人(Cさん)がいました。

今回はそれだけを抽出してお届けしたいと思います。


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 伊藤美誠カーボン
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Cさんが口火を切ったのは、伊藤美誠選手のラケットについてでした。

商品名:伊藤美誠カーボン、¥25,300、木材5枚+FEカーボン2枚

ほぼ同じ製品としてアコースティックカーボンというラケットがあります。

伊藤選手はこのアコースティックカーボンを長らく使っていました。

双方のラケットは実質的にほぼ同じで、伊藤選手モデル向けに外観を変えたものが選手モデルになったという捉え方で構いません。

アコースティックカーボンの標準小売価格は税込みで¥22,000です。

つまり選手モデルは¥3,300のプレミアムがついた製品ということです。

これはバタフライの選手モデルラケットによく見られたパターンです。

「見られた」と過去形になっているのは、選手モデルは価格を少し上乗せするというやり方が、今は必ずしも当てはまらなくなってきているためです。

まあそれでも伊藤選手のラケットについては、ロングセラーで実績もあるラケットをアレンジした、手堅い製品化手法だとCさんは論評していました。


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今回はある若い方をご紹介いたします。

人物が特定されるのを避けるため、局所的に事実とは異なる内容に変えています。


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 動きまくるカットマン
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飯田さん(仮名)は、20代の男性です。

フリーランスでお仕事をされていて、ロフト付きの賃貸ワンルームにお住まいです。

フットウェアには並々ならぬこだわりをお持ちです。

床はフローリングで、1年中ほぼ室内でも履物を履いて過ごしています。

夏は渓流の中も歩けるような特殊ソールのサンダルを、冬は防寒も兼ねてハイカットのバスケットボールシューズにしています。

卓球をする時は、ミッドカットのバッシュと決めています。

飯田さんの戦型はカットマンで、特殊素材入りのカット用ラケットに薄の裏ソフトと1枚ラバーの粒高を貼っています。

1枚の粒高は少し珍しく、台上は結構反転させて変化で惑わしてきます。

反転プレーを多用するには、カットマンに多いストレートグリップではなく、フレアのほうがいいそうです。

かなり動き回り、ノータッチで抜けそうなボールにも果敢に飛びつきます。

こういうスタイルにはバッシュが最適だというお考えです。


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2022 .04.30
前回は実店舗での販売の様子をお伝えしました。

今回はネット上での通販について書いてみたいと思います。


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 混沌とした通販サイト
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ネットショップに関してはずっと前にも取り上げたことはあります。

それは日本にあるお店でした。

今回は海外の通販サイトをご紹介します。

ご存じの方には今さらの感はありますが、とっても有名な、アリエクスプレス(Aliexpress)です。

わかりやすく例えると「中国製品がメインのアマゾン」みたいなところです。

何だか怪しそうと思う方もいらっしゃるでしょう。

それは否定しません。

アマゾンは監視が行き届き、変なものは概ね排除されています。

一方アリエクスプレスはかなり緩く、玉石混交のサイトと言えるでしょう。

トラブる確率はアマゾンよりは高めで、発送ミスや問い合わせに対する問題などいろいろなことがネット上に挙げられています。

クレジットカード決済のみで、商品到着まで時間がかかることが多いそうです。

そんなデメリットがあるのに、なぜ利用する人が多いのか。

それは当然のことながら、ちゃんとした商品でお買い得なものもたくさんあるからです。

不愉快なことは最小限に抑え、クレバーに利用することが肝要ということでしょうか。

さてそれでは、アリエクスプレスにある卓球用品を見ていきましょう。


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今回は新しくオープンしたお店について書いてみたいと思います。


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 店舗概要
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場所は最高ににぎやかな新宿で、さらに駅からめっちゃ近いという超便利な立地です。

新宿駅東口から徒歩でわずか1分、歌舞伎町に向かう方向に新宿ユニカビルというのがあります。

地上8階地下2階の建物で、以前はヤマダ電機LAVI新宿東口館だったところです。

新宿には他にもヤマダ電機の大型店があり、複数存在するのはよろしくないという経営判断がくだされました。

営業を始めてから約10年という、やや早めの撤退でした。

一等地でこれだけ大規模な空き物件というのはめったにないことです。

ただその時期が微妙で、閉店したのは2020年10月4日でした。

コロナウイルス禍で、すぐにどこかの企業が入るのかはわかりかねる状況でした。

しばらくブランクがあった後、新しく入ることになったのは、アルペン系列のスポーツ・アウトドア用品店でした。

お店の名称は「Alpen TOKYO」で、オープンは今月の4月1日でした。

地下1階には、水泳、バレーボール、テニス、バドミントン、そして卓球関連の売り場があります。


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全日本選手権は結構な数の棄権が出ながらも、なんとか終了しました。

全種目が概ねスケジュール通り行われ、観客を入れての開催もできました。

ただ関係者の気持ちとしては、ほっとしたというより大変厳しかったというのが正直な感想だったのではと推測します。

有力選手の感染が終盤になって続き、ギリギリの状況だったためです。

それ以降の主要な大会は、東京大会を始め多くが中止になってしまいました。

より小規模の試合も同じで、春の学生リーグにも暗雲が立ち込めています。


さて、前置きとは全く別の話となりますが、ラバーに新色が追加されてからそれなりの月日が経過しました。

今回はそれに関してお話ししたいと思います。


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 色々なご意見
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私もピンク、緑、青の3色は実際に使っている方を見かけました。

あるシニアの男性のご意見は、青の表ソフトを出してもらいたいとのことでした。

ラバーの色の規制が緩やかだった昔、世界を席巻していた中国の前陣速攻型の選手が青い表ソフトラバーを使っていて、懐かしい思い出があるのだそうです。

1つ残念なことは、仮に今どこかのメーカーが製品化しても、昔のイメージをそっくり再現できない点です。

かつての青い表ソフトは本当の青で、現在認められているのは水色に近い淡い青です。

その方は新色に紫も認めたため、青はそれとは明らかに異なる水色にされてしまったのだろうとお怒りでした。

紫が採用されたことに異議を唱える人は他にもいらっしゃいました。

紫はボツにして、片面に必須の色である黒とのコントラストが明確な黄色を採用して欲しかったというご意見です。

なるほどそのお考えは十分にわかります。

私も黒と黄色は素敵だと思います。

しかしボールの色としてオレンジがまだ認められているため、黄色の採用は難しいのだと思います。

黄色のラバーを採用して、ボールは白のみに変更する案は無理だったんでしょうか。


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