忍者ブログ
HOME   »  選手
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
3

今回はバルサを使ったラケットを長年愛用しているHさんのお話をご紹介いたします。

Hさんは40歳前後と思われる男性で、フォアに表ソフト、バックに裏ソフトを貼ったシェークハンドラケットを使っています。


──────────────────────
 うちわ卓球がきっかけ
──────────────────────

Hさんの用具に対するこだわりは軽さです。

昔は重めのラケットを使っていて、それは男なんだから当然とか、重いほうが威力が出るからといった周囲の意見を鵜呑みにしていました。

今から20年ほど前の夏、ある日Hさんは遊びでうちわでボールを打っていました。

全くうまく打てなかったのですが、バック側に来たボールをドライブを掛けるような感じで振り抜いたのです。

スカ当たりでボールはネットを超えませんでした。

しかしその際に自然に振り切ることができたスイングに、ピーンとひらめくものがありました。

似たような感じで自分のラケットでもバックハンドは振れないものか、しばらく考えた後、軽いラケットを試してみてはどうだろうという結論になりました。

早速複数のお店に立ち寄り、当時の最軽量級だったヤサカのガシアンバルサというラケットを購入しました。

軽さを実現するため密度の低いバルサ材を使っていて、強度や弾みを持たせるためでしょうか、特殊素材としてグラスファイバーが挟まれていました。

ラケット単体の重さは70gでした。

それに変えるだけでもスイングスピードは上がりそうでしたが、Hさんはさらに両面に貼っていた分厚いラバーを中の厚さに変えてみました。

その結果、新しいラケットは総重量が140g台に仕上がりました。


拍手[1回]

今回はご自身のプレースタイルを変えてみた方をご紹介いたします。

フリーの練習場で出会った方のため、お名前はわかりません。

いつものように有名人のお名前を拝借すると、某お笑いコンビの方にほんの少し雰囲気が似ていたので、川島さんということにしておきます。


──────────────────────
 自由に決められなかった戦型
──────────────────────

川島さんは50代と思われる男性で、戦型は絶滅危惧種のペン表ソフトです。

本人はカットマンになりたかったのですが、中学で卓球部に入部したときは中国の前陣速攻スタイルが強く、半ば強制的に中ペン(中国式ペンホルダー)に表ソフトという組み合わせにさせられました。

中学2年から身長がにょきにょきと伸びてきて、それがもう少し早ければカットマンを選択させてもらえたかもしれないとのことでした。

入部当時はグリップが短いバタフライの中ペンに、同じくバタフライのテンペストという表ソフトを貼っていました。

中ペンだから当然シェークより短いグリップだと思われる方がいらっしゃるかもしれません。

川島さんの中ペンは今の中ペンよりも1~2cm程度グリップが短い、マンガチックな中ペンだったのです。

そしてテンペストというのは当時の入門者向けラバーで、同一ブランドで裏ソフトと表ソフトの2種類がありました。

今では珍しく感じますが、そういうのは他のメーカーにもあったそうです。

シェーク裏裏全盛の今、昔の中国の前陣速攻選手を見るとみんな同じように思えてしまうかもしれません。

川島さん曰く単調に見えがちなプレースタイルなのでそれは否定しないものの、ご自身では2つの流派があると定義していました。
(あくまでも川島さんのマイ定義です)


拍手[4回]

今回はご自身のプレースタイルを変えようと試みた方をご紹介いたします。


──────────────────────
 大胆な決断
──────────────────────

Eさんは40代と思われる男性で、私と同様片面だけに裏ソフトラバーを貼ったペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)でした。

Eさんがかつて使っていた用具は、ダーカーの角型単板ラケットスピード70で、それにニッタクのファスタークG1を貼っていました。

一応分類ではペンドラなのですが、速いテンポでのラリーと一発で決めにいく強打が持ち味で、標準的なペンドラとはやや異なります。

日本女子監督の馬場さんも現役時代は角型ペンに裏ソフトでしたが、回転重視のドライブマンではなく速攻タイプでした。

ペンドラが多かった昔は、そういう感じの選手も結構いたそうです。

Eさんはずっと前から片面ペンドラは時代遅れで駄目だ駄目だと感じていました。

いつか自分も現代卓球の流れに合わせてバージョンアップしなければ未来はないと焦っていたのです。

お手本とするプレースタイルは誰にしたかと言うと、中国の王皓選手でした。

中ペン(中国式ペンホルダー)で裏面打法をバキバキ打てたら最高と思ったのです。

Eさんは私のように軽いキャラクターではなく、慎重で口数の少ない人物でした。

練習場で誰かに気軽に声をかけ、ラケットを借りて感触を確かめるようなことはせず、ネットの情報やメーカーのカタログをじっくり見ることで新しい用具を決めました。

しかも通販です。

画像とキャッチコピーでイメージを膨らませただけで購入するのは、リスクが高いと言わざるを得ません。

ラケットは馬林カーボン、オモテ面はキョウヒョウ2、ウラ面はファスタークG1でした。

随分思い切った選択ですが、Eさんご本人はこれくらいの決断をしなければと自分に気合を入れる意味もあったそうです。


拍手[4回]

2020 .01.11
昨年末の忘年会でいろいろな話題が飛び交いました。

失敗にまつわる話がそれなりにあったので、内4つをまとめてご紹介します。


──────────────────────
 注意が必要な接着シート
──────────────────────

ラバーを貼るには接着剤を用いる場合と接着シートを使う場合があります。

ほとんどの人は接着剤であり、接着シートはスポンジのないラバーにあらかじめ貼ってあるものを利用するケースがほとんどだと思います。

従って接着シート単品を買い求める人は大変まれです。

Aさんはそんな接着シートを買った一人でした。

ただし当初はラバーをラケットに貼り付けるつもりで買ったのではありませんでした。

裏ソフトラバーの表面を保護するシートと間違って買ってしまったのです。

このまま捨てるのは悔しいためカーペットのホコリ取りとして利用した後、捨てようかと考えました。

いやそれはかなりもったいないと思い、次のラバーを貼るときに使うこととしました。

使用感は接着剤とそれほど違いを感じませんでした。

さらに次のラバーに貼り替える際、問題が生じました。

接着シートの粘着物質がラケット表面に残ったままとなったのです。

そのままラバーを貼っても接着できそうで、その反面剥がれてしまいそうにも思えました。

液体の接着剤を試しに少しだけ上塗りしてみました。

ラケットの表面がより汚くなってしまいました。

5分間悩んだ末、Aさんはラケットを持って東急ハンズに向かいました。

店員さんに助けを求め、適切なネバネバ除去剤を選んでもらいました。

ほぼ満足のいく修復ができ、Aさんはほっとしました。

接着シートは繰り返し接着シートで貼る場合に使うべきだということを教訓として学びました。


拍手[1回]

練習場でお会いした人を折に触れて紹介してきました。

今回も個性的な方がいたのでお話したいと思います。


──────────────────────
 見慣れない用具の組合わせ
──────────────────────

40代と思われる男性でお名前はわかりません。

いつものように有名人で似た人がいればその名前にしてしまうのですが、適当な人が思い浮かびません。

50mくらい離れるとほんのわずかにTOKIOの松岡さんに似ているかもしれないので、松岡さんということにしておきます。


松岡さんは特徴が2つあります。

1つ目は卓球のプレースタイルです。

ペンホルダーで、現在急速にその数を減らしつつある日本式の角型です。

角ペンというと定番はヒノキの単板です。

松岡さんの用具はそうではなく、ニッタクのラージボール用の特殊素材入り合板ラケットを使っています。

そして片面だけに裏ソフトラバーを貼っています。

伝統的なペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)と思われるかもしれません。

ところが貼っているラバーの銘柄はバタフライのタキネスチョップ2で、つまりカットマン向けの製品です。

しかも厚さは極薄という、なかなか見かけない変わったチョイスです。


拍手[3回]

私が時々お邪魔する卓球場は、試合だけをする時間帯が設けてあります。
そのときにあった出来事をお話ししたいと思います。


──────────────────────
 取れないサーブ
──────────────────────

おじさんと小学生の女の子が試合をしていて、私は抜け番で審判をしていました。

おじさんはテクニシャンで、強烈なバックスピンを掛けた山なりのサーブをフォア前へ短く出しました。

そのサーブは相手コートに入り、そのまま放置すると自コートに戻ってくるボテボテサーブです。

大人ならフォア前へさっと動いてひっぱたけば済みます。

しかし女の子はまだ体格が小さいためそれができず、何もできないまま傍観するしかありません。

私は卑怯だなとは思いつつ、おじさん側に得点を与えました。

しばらく試合が進行し、おじさんは再度同じサーブを出しました。

流石にこれはイカンと思い「そのサーブはなしにしてもらえませんか」とおじさんに伝えました。

相手にちょっとした異議を唱える場合、同じことが2度起きたときや3度起きた時点で切り出すという対人関係スキルを、昔会社の研修であったのを思い出しました。

おじさんは素直に受け入れてくれ、レットにしてやり直すことができました。

内心ほっとしました。


拍手[5回]

前回に続いて、私が印象に残っているペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)選手についてお話したいと思います。


──────────────────────
 イジョンウ選手
──────────────────────

イジョンウ選手は、アテネ五輪金メダリストであるユスンミン選手の後継者的位置づけで頭角を現してきました。

長身ということもあり構えは足をガバっと開いて低い前傾姿勢を取ります。

左利きでリーチが長く、一方で少し童顔なのがアンバランスです。

私の目には、ユスンミン選手はスピードドライブ、イジョンウ選手は回転量重視のドライブのように映っています。

バック側は早い打点でのプッシュかショートです。

ああいう伸びのあるフォアハンドドライブが打てたならといいなと、羨ましく思っています。

私が理想とするプレースタイルに近い選手です。

お気に入りの試合動画があったのですが、半年ほど前に何故か削除されてしまいショックを受けました。

イ選手もすでに引退していて、おそらく韓国最後のペンドラだったということになりそうです。


拍手[5回]

私は片面だけにラバーを貼ったペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)です。

同じスタイルの方は見かけることは見かけるのですが、その95%は中高年プレーヤーです。

角型ペンを振り回している高校生を見つけると、2000円札あるいは白いヘビに遭遇したほどの珍しさを感じます。

かつての日本では伝統的な戦型でしたが急速に廃れ、アジア系の選手の間でももはや絶滅の危機に直面しています。

そういう寂しさを感じつつ、今回は印象に残るペンドラ選手について述べてみたいと思います。

(角型日本式ペンホルダーの片面だけに、裏ソフトラバーを貼った選手を対象としました)


──────────────────────
 キムテクス選手
──────────────────────

理想的なペンドラ選手No.1は誰かと聞かれれば、私は韓国のキムテクス選手を挙げたいと思います。

多くの方が口にするのがフォームの美しさです。

他のペンドラ選手と比較すると上体がスッと立っているような感じがあり、重心が安定している印象を受けます。

世界トップレベルで活躍したペンドラだけあって、縦横無尽のフットワークを誇り、それでいてフォームが乱れないのは素晴らしいお手本です。

バックは、鉄壁のブロック、バックハンド強打、フィッシュの3つを駆使します。

最後のフィッシュとは低いロビングのようなしのぎ技です。

空中高く上げるロビングはほぼ防戦だけの技術で、相手がスマッシュミスをしてくれるのを願うのみとなります。

一方フィッシュはロビングほどには追い込まれた感は強くなく、反撃に転じることができる可能性がそれなりにあります。

実際キム選手は連続フィッシュでしのぎ、回り込んでフォアドライブあるいはバックハンド強打で攻勢に転じた場面が何度もありました。

あまり無茶打ちをすることはなく、変な小細工のような仕掛けも見られません。

そのあたりも模範的と見られている理由なのでしょう。

少しだけ指摘されているのがサーブで、フリーハンドをもう少しだけ開いて静止させてはどうかという意見には同意します。

キム選手の動画は結構ありますので、今もたまに見ることがあります。


拍手[8回]

以前、小学生との試合についてお話したことがありました。

今回はそれとはまた違う内容で、彼ら・彼女らとのやり取りを通して感じたことを思いつくままに書いてみます。


──────────────────────
 子供に対しムキになってはいけない
──────────────────────

低学年だと体格の関係でフォア前にサーブを出すのははばかられます。

冗談のつもりなのでしょうけど、強い逆回転をかけてフォア前に山なりのボールを出し、自コートに戻ってくるサーブを放つ意地悪な大人もたまにいます。

当然のことながらノータッチで得点できてしまいます。

私はその時審判をしていましたが、マイルールを強制発動しレットの判定をしました。

どこかのクラブに所属するなど毎日練習している小学生なら、結構ラリーが続き大人といい勝負になることがあります。

私と同等の週1回2時間程度しか卓球をしない者は、打球精度に難点があり先にミスをしてしまうのでしょう。

ラリーになると五分五分か、あるいはそれ以下の大人が考える卑怯な秘策はやはりサーブです。

初級者の鬼門である横回転系や、ナックルと下回転を混ぜて出す人など、姑息な工夫でラリーでの失点を補っている場面を目にします。

そういう私もワンパターンではいけないと思い、少しうまい小学生にはまやかしモーションを入れたナックルサーブを出すことがあります。

見事に引っかかってくれる場合もありますし、2度目はばれてノータッチで抜かれてしまったこともありました。

対処法が分からず、何度も同じサーブを出されて失点を続けている小学生を見たことがあります。

それについては相手の大人の方がもう少し考えてくれたらいいのにと、残念な気持ちになります。


拍手[1回]

今回は飛び入り参加自由の練習場でお会いした方についてお話しします。

恐らく一期一会になると思われる出会いで、お名前もわかりません。

少しだけ小島よしおさんに似てたかなと思うので、小島さんということにしておきます。


──────────────────────
 何が何でもバウンド直後
──────────────────────

小島さんはあまり見かけることとのない、ペンホルダー表ソフトというスタイルです。

スティガ社のカーボ7.6という中ペン(中国式ペンホルダー)の片面だけに、ミズノの表ソフトラバーを貼っています。

理想としている選手はオールドファンには懐かしい、中国の江加良選手なんだそうです。

パチパチ打法と形容すればいいのでしょうか、ピッチの速い卓球を信条としています。

常にバウンド直後をとらえ振り回してきます。

大学生と打っている姿も見ましたが、相手のブンブンドライブをカウンターで何度か打ち負かしていました。

ただしミスも多く、ツボにはまればたまに大物食いもできる一方、めちゃ打ちで格下に対し自滅することもあると話していました。

なるほどこのタイプにはありがちなことですが、小島さんの場合はそれが激しそうです。

打ち急ぎすぎると思うことはままあり、もうワンテンポ待てばいいのに中途半端な体制のまま早いリターンを優先するケースが目立ちます。

私は手打ちにならざるを得ない場面はそれなりに存在するので、ある程度は許容すべきという考えを持っています。

どんなときにも理想的なフォームだけを主張する人には同意できません。

でもそんな私でも、小島さんのクイック返球を最優先する卓球は度が過ぎていると感じました。

体がほとんど正面を向いていて、表ソフトであるため振りはコンパクトですが、それを考慮してもバックスイングは少なめです。

恐らく球質を見極める選球眼が優れており、そこから判断する最適な打球ポイントと鋭い腕の振りが合わさった結果、いびつながらもそこそこ通用するようになっているようです。


拍手[1回]

飛び込み参加OKの卓球場では毎回いろんなタイプの人に遭遇します。

今回はその中で、超アグレッシブに攻撃を仕掛けてくる人についてお話ししたいと思います。


──────────────────────
 オールフォア
──────────────────────

練習で3球目攻撃を行う時なら一流選手のプレーを頭に描きつつ、積極的にバシバシ払っていくでしょう。

ところが試合では入らないと相手の得点になるため自制心も必要になってきます。

よって通常私がお相手させてもらう相手なら、流石にこの返球なら打たれないだろうというおおよその予測がつきます。

ただそれでもたまに予測から外れる方はいます。


角型日本式ペンホルダーのラケットを使うAさんは、典型的なペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)です。

まだ若いのにすっかりすたれているこのスタイルをあえて選択していることに、エールを送りたいと思います。

ヒノキ単板ラケットの片面だけにハイテンションラバーを貼り、片面ペンドラらしくオールフォアで動きまくります。

華麗に回り込んでビュンビュンドライブを放ちますが、フットワークが尋常ではありません。

私がどこにどんなサーブを出してもフォアドライブでレシーブしてくる、、、ようなプレッシャーを与える人です。

絶対これはツッツキで返すだろうと思って出した、バック前の短い下回転サーブも大胆に回り込んでバシュッと払ってきます。

ムキになってバックサイドを切る厳しいコースに出すと、それをクロスを切って返球され手痛いしっぺ返しを食らいます。


拍手[2回]

前回は中国式前陣速攻についてお話しましたが、今回もそれに関することを書いてみたいと思います。


──────────────────────
 スタイルを細分類
──────────────────────

卓球のプレースタイルを分類していくと、同じ範疇に入る選手であっても戦術や打法やなどはそれぞれ異なります。

最後のペン表チャンピオンと言われている劉国梁(リュウゴウリャン)選手は、裏面打法のパイオニアと呼ばれていて、中国からポーランドに帰化したワンツォンイー選手やスペインのカンテロ選手も似たタイプです。

ラケットの表面は表ソフト裏面は裏ソフトです。

これらの選手はバック側がハイブリッドスタイルで、表面のショートを主体としつつそこに裏面打法も織り交ぜたプレーです。

同じ構成のラケット・ラバーを使っていても、バック側はツッツキを除いて全て裏面打法にしている選手もいます。

日本だと村守選手がそうでしたし、イギリス女子代表のホ選手も同じです。

ペンホルダー表ソフトの戦型は激減していますが、裏面打法を使う選手ならわずかながらも続いているようです。

新しい選手が生まれてなさそうなのが、昔ながらの片面だけを使ったペン表ソフトのスタイルです。

前回ご紹介した江加良(ジャンジャリャン)選手が典型的で、右打ち左押しと呼ばれていました。

右利きの選手が多いので「右」側に来たボールはフォアハンドで「打ち」、「左」側に来たボールはバックショートで「押す」このシンプルな動作を右打ち左押しと言い表したのです。

人によってはそれにもう一つ表現を加え、1)フォアハンドの振り、2)バックショート、3)ツッツキから成るシンプルな3つの打法と紹介しています。

実際は1)のフォアハンドでも、切れたツッツキを持ち上げるスイングとドライブをカウンターで返すのでは全く打ち方が異なります。

しかし速いテンポでボールを返球するペン表のスタイルでは、どうしてもコンパクトなスイングになり見た目の違いは少なくなります。

単純な3種類の打法で世界を制したと言われても、ある意味理解したいと思います。
(言外に高度な技がない、面白みがないなどの否定的なニュアンスが感じられるのはもちろん残念には思っています)

片面だけを使いながらも江選手とは若干異なるのが、荘則棟(ツァンヅートン)選手のようなラケットの表面でバックハンドを振る選手です。

両ハンドとも呼ばれ、大昔の卓球レポートでは右打ち左押しであれ両ハンドであれ、どちらも世界を狙えるスタイルだと紹介されていたそうです。

ペン表が衰退している現在なら皮肉を込めた冗談と解釈されるかもしれませんが、ペン表の世界チャンピオンが続いていた当時は大真面目な記事だったのでしょう。


拍手[6回]


Amazon.co.jpアソシエイトは、amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。
カレンダー
11 2025/12 01
S M T W T F S
1 2 3 4 5
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
フリーエリア
バーコード
ブログ内検索
アーカイブ
アクセス解析

Page Top
PR
CALENDaR 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31